大将棋にも摩訶大将棋にも大大将棋にもある将の駒は、玉・金・銀・銅・鉄・石です。大将棋と摩訶大将棋では、玉将の横に順に並びますが、大大将棋では下図のように並んでいます。何という戦いの現実味、南北朝時代の合戦の布陣ではないかと。前の中央には前旗があり、その両側に虎・豹・熊・狼・猪・牛と並びます。
将棋は一手目を指すとき始まるのではなくて、たぶん並べるところから始まっているとみるべきかもです。だから、デジタル将棋を作るときには、初期画面が並んでいる状態というのはだめで、駒が散らばっていないと。。。 特に、古典将棋をデジタル復刻するときには、駒を並べる場面の作りこみが大事かも知れません。
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長さん (月曜日, 06 2月 2012 09:53)
将駒が大大将棋型に並ぶのは、和将棋、禽将棋、広将棋を
含めても、日本の将棋では、大大将棋と泰将棋、大局将棋
の3種と、理解しています。
「将」駒って、「だぶつき駒」なのではないでしょうか?
1段目にいると、横効きで玉将を守る働きが大きいのので、
もともとそれ自身の動きが小さいと、その位置に安住して、
動かされにくくなるんですね。ゲームの面白さを改良する
一種の方法だったのではないかと予想しますが、大大将棋
を、大将棋とか、摩訶大大将棋型の配列に書き換えて、
テストゲームした事は無いので、これが絶対正しいとの
確約はできません。