1年前の3月31日にはじめて摩訶大将棋ワークショップを開催しましたが、ちょうど同じ日、また行うことになりました。1周年です。1年でだいぶ解明が進みました。当初よりいろいろご教授ご議論いただきました、Mさん、Hさん、ありがとうございます。
日時:2013年3月31日(日)12:30~16:00(予定)
場所:大阪電気通信大学 駅前キャンパス 5階506教室
参加費:無料
プログラム(予定)
○ 摩訶大将棋の入門者向け解説
○ 摩訶大将棋の対局
○ 摩訶大将棋に関する談話会
摩訶大将棋はボードゲームとして十分な面白さを持っていることは確実です。この絶妙のゲームシナリオを考案したゲームクリエイターを想いつつ、まずは鎌倉時代を味わいたいと思っています。また、今回参加予定の方から「アドバンスド将棋」という考え方を教えていただきました。もしかすると、これは現代の摩訶大将棋にぴったりの方法かも知れません。当日は、このことについても話題になればと思っています。
それと、先日、研究室にて、摩訶大将棋はシュミレーションゲームなのか、仏教の教えの流布をも意図したものなのか、という議論をN先生としたときにですが、多少不利な立場に立たされてしまいました。この点も、流れによっては話題にしたいと思っています。それと、もちろんですが、摩訶大将棋復刻の原点ともいうべき古文書の文脈の解釈についてもいろいろ議論お願いいたします。
摩訶大将棋の対局もします。天童の大駒の盤は、たぶん、真剣勝負かなと思います(そうではない可能性もありますが)。
準備の都合上、3月30日(土)の夕方ごろまでに、本サイトのお問い合わせ欄または直接のメールにてご連絡いただければ幸いです。
コメントをお書きください
長さん (金曜日, 29 3月 2013 08:28)
少なくとも江戸時代以降はこの将棋、仏教の宣伝に全然なっていな
いですね。殺生・私闘を禁じる思想は江戸時代は、寺を通して民に
流布させたわけでしょうから。「私闘」合戦を模したケームに、
仏教で重んじられている、仏の類が多数含まれているようでは、
檀家を精神支配する、江戸官僚体制下の寺の権威は失墜ですね。
逆に言うと、このゲームは、それほど古いという事ですね。
mizo (土曜日, 30 3月 2013 06:44)
参加させていただきたいですね。
体調の関係で、行けない可能性も…
飛び入り参加は可能でしょうか?
T_T (土曜日, 30 3月 2013 14:49)
飛び入り参加問題ございません。
いつでもお越し下さいませ。
kazu (日曜日, 31 3月 2013)
本日はありがとうございました。
指しかけになってしまいましたが、これまでで一番いい内容の
展開、盤面を作ることが出来たのではないかと感じました。
先生や研究室の皆様との対局を通じて、現行ルールでは
・強い駒の単騎での突撃は無効
・駒は容易にぶつけない
・端攻めは破ることは出来るが、戦果が乏しい
・一段目の駒を如何に成らすか
・成ると強い、鳳凰と麒麟をどう使うか
・摩羯と鉤行は自陣奥深くに引いて、守りつつ睨みを効かせる(高見流?)
・端歩を突っきって、浮飛車の横効きで制空権をとる
のような戦術、戦略を発見できました。
これらの戦術、戦略が正しいかは今後覆されるかもしれませんが、
復刻した摩訶大将棋の定跡のようなもの第一号としてたたき台になるかと思います。
時間が空いたときに、HPでまとめたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
T_T (月曜日, 01 4月 2013 02:02)
今日はいい対局ありがとうございました!
私もそう思いました。狛犬居喰いルールのせいでしょうか。攻撃の起点が、師子と狛犬、その後ろに麒麟と鳳凰、一番うしろに摩羯と鉤行という布陣にしましたが、よかったです。
中央領域での飛車の横利きはいい戦法ですね。いつも、飛車はもぐらせて横に大きく動ごいていましたが、今度前線に出してみたいと思います。
摩羯を後ろに引くのは、ハメ手に近いです。奥の方からの摩羯の2回ななめ走りは秒読みになると結構見逃しますので。ただ、今日は、左車のななめ走りを見逃してしまいました。この前も、左車か右車でやられた覚えがあります。ななめに走るのは角行と龍馬、という刷り込みが結構邪魔かもです。奔王のななめ走りもはじめのうちはよく見逃していましたし。