成果の一部をまとめましたので、お知らせします。
是非ご笑覧いただければと思っています。
学会の予稿集的な本です。書店やamazonでの販売はなく、大阪商業大学アミューズメント産業研究所だけからの購入となります。
読みにくいですので、本ブログにて、注釈を随時つけていこうと思っています。時間がなくうまく書けていない部分も多いですし、書き忘れている部分もあります。というわけで、注釈を書かないといけません。発行後、ブログで注釈するというのは、ソフトウェアのアップデートと同じような感じでしょうか。ご質問ありましたらメールか電話でもお答えいたします。
目次は次のようになってます。
本ブログに書いていない内容は、2-5節、6-5節、6-6節、6-7節です。
2-5節は、大大将棋の駒の動きを復刻する試みです。
古文書の記載にはあまり信頼性がないということを4つの古文書を並べて議論しています。きれいな初期配置として復刻できていますので、たぶん、提示した仮説は正しいのだろうと思っています。
6-5節と6-6節は諸象戯圖式の解読です。象戯圖にはない内容です。たぶん、象戯圖とは別系列の古文書が江戸時代までは伝えられていたのだろうと思います。6-7節は、陰陽師と将棋の話です。本ブログには多少書いていたかも知れません。
本書の件また近日中に投稿します。
第1章 はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
1−1 古代日本の大型将棋
1−2 問題提起
1−2−1 将棋の起源
1−2−2 大型将棋の将棋盤
1−2−3 現代将棋の駒の動き
1−2−4 踊り駒
1−2−5 成りとは何か
第2章 摩訶大将棋の陰陽五行 ・・・・・・・・・・・・・ 13
2−1 陰陽五行説
2−2 摩訶大将棋の駒
2−3 駒の分類と陰陽五行
2−4 象戯圖の序文
2−5 大大将棋の陰陽五行
第3章 遊戯としての摩訶大将棋 ・・・・・・・・・・・・ 47
3−1 歩き駒
3−2 走り駒
3−3 踊り駒
3−4 成り駒
3−5 無明と法性、提婆と教王
3−6 仲人
3−7 麒麟と鳳凰
3−8 師子と狛犬
3−9 成りのルール
3−10 勝敗のルール
3−11 象戯圖の記述
第4章 将棋の起源・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 63
4−1 大型将棋の駒の包含関係
4−2 大型将棋の成立順
4−3 大将棋の復刻
4−4 大型将棋の出土駒
4−5 平安大将棋に関する考察
4−6 大大将棋の復刻
第5章 摩訶大将棋の将棋盤 ・・・・・・・・・・・・・・ 77
5−1 中国象棋と長安城
5−2 将棋盤と平安京
5−3 拡張された平安京/交点置きからマス置きへ
5−4 縮小する平安京/縮小する将棋盤
第6章 古文書の解釈 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 89
6−1 玄怪録「岑順」
6−2 新猿楽記
6−3 明月記
6−4 二中歴
6−5 諸象戯圖式/狛犬について・成りのルール
6−6 諸象戯圖式/大大将棋が交点置きであること
6−7 象棋百番奇巧図式
第7章 まとめ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 105