275)古代盤上遊戯研究会2019(ご案内)

しばらく投稿しておりませんでした。このご案内も前日での投稿となっています。すいません。それといくつかお問い合わせも届いていたのですが、全然返信できておりませんで失礼いたしました。明日、研究会が終わりましてから、ご連絡させていただきます。

 

発表は次の3件です。その後、遊戯盤の展示、ディスカッションのセッションがあります。

 

学会のMLでは案内していますが、一般のご案内はこの投稿が初めてではと思います。

 

 

 

セッション1(14:05〜14:50) 座長:木子 香(大阪電気通信大学)

 ○ 陸博の変遷について

   孔 維民(毫州学院(中国)) 同時通訳:寺田 則子(大阪電気通信大学)

 

セッション2(15:00〜16:00) 座長:植野 雅之(大阪電気通信大学)

 ○ 古代中国における雙陸の遊戯方法

   木子 香

 ○ 大型将棋に見られる陰陽五行

   高見 友幸

 

展示紹介及びデモプレイ(16:00〜16:30)

 

ディスカッション(16:30〜17:00)

 ○ 古代盤上遊戯研究の今後

 

私の発表のタイトルは、大型将棋に見られる陰陽五行となっていますが、これは少し前に提出したタイトルで、明日の発表は、陰陽五行については当然話題にしますが、陰陽五行が中心の話題ではなく、呪術としての大型将棋のことが中心となります。

 

内容は、大型将棋の盤と平安京の対応の話、それを支持する将棋の古文書の話(学会発表の話題としては初めてになります)、これに関連して譜双の図の謎の記述(私には謎でした)が、うまく解釈ができるという話をします。大型将棋が南面する天皇の前で指されたように、中国の盤双六(雙陸)も天子が南面する前で指した呪術だったのかも知れません。大型将棋も、盤双六も、古代においては、対局する向きがきちんと定められていたであろうと想像します。つまり、ピュアな遊戯ではなかったということの現れです。